マリア・テルリコフスカ さく/ボフダン・ブテンコ え うちだ りさこ
やく
これは、水である主人公「しずくちゃん」(うちではこう呼んでいる)が、冒険するうちに蒸発して気体になったり、凍って固体になったりと楽しみながら「水」の性質をわからせてくれる、とっても優秀な本である。それに、この文章・・・うちださんが訳する時に「ロシア」語の韻をふむような表現のしかたを配慮して、こういう文体になっているのでは・・・!?と思うが定かではない。「ロシア」語は、「おおきなかぶ」もそうだけど、語尾を微妙に統一したり、同じようなリズムの中で語られる詩が多い。だから、聞いているだけで内容が理解できなくても、美しさに思わず涙してしまうのである。「5,7,5」ではないけれど、歯切れのいいリズムでなんとも「水」らしい。
北海道は、マイナス5度。まだまだこれから寒さが厳しくなる。窓を開けて空気の入れ替えをしようと思ったら、開かない!!「ついに、開かなくなったよ〜〜」なんて話を息子達にしていると、2号はこの本を持ってきた。たぶん・・・???偶然だろう。いや、もしかして・・・。 それを見た1号は、「あ〜〜あ〜〜」と、納得していた。この本を「もう一度」と、リクエストされたことはないのに、その日は3度読まされた。私は、個人的に魚と一緒に泳いでいるのが不思議なのだが、こうことは関係ないらしい。 |