巨大な乳

ダンナのばあちゃんは言う(1号にとってはひいばあちゃん)
「いい乳、悪い乳がある」

ぺちゃんこでも子どもをおなかいっぱいにできるのが良い乳。
デカイだけで、全然でないのは悪い乳。

とらのはどうやら悪い乳らしい。
出るには出るが、1号のときに使い果たしてしまったらしいし、
その後はトラブルだらけ。

熱が出て病院に通い散々な目にあった。
昨年、まだ妊娠していない時にしこりができて
○腺クリニックへ行った。
※ここの先生は優秀で、どこへ行っても切られるものも
ここでは最新の設備で守ってくれる。
独自で開発した乳腺に細い管を通してレザーで細胞を殺す機械がある。

その時に脂肪球ができやすい体質・・・と言われ、
数ヶ月後、妊娠したばかりで、そのしこりに激痛が走るようになったので
また行ってみると、「なんじゃこりゃ〜〜」という顔つきをされて
(注:本当はとっても冷静沈着なナイスなミドルです。)
「ものすごい張って・・・これは大変ですね。産んでから〜。
乳腺の一部が張ってくるタイプなんですよ。」
しこりは今のところ悪性ではないものの、
産後のケアがきちんと整った病院で出産するかどうか聞かれた。

「○○病院」というと、
「最悪ですね。」
先生も昔は大学病院にいたことがあり、
独立にいたるまでの面白いエピソードが受付で読める。

この病院は、あくまでも「がん細胞」との戦いの場であるから、
どこか紹介できないかと探してくれたのだが・・・
どこもうちからは遠い。


もうひとつ問題があった。
それはデカイこと。
1号のときは、まだ家のそばに「○ちゃんほんぽ」なるものがあると
知らずにいたため、マタニティグッヅを
カタログや○越デパートや丸○デパートに委ねていた。
妊娠5ヶ月も過ぎるとだんだん大きくなり
とうとうデパートの隅で小さくなっている大きな下着(??)
を、試着することになった。

「あら〜〜、これが一番大きいんですよ。
妊婦サイズは2カップ増量ですから、「I」カップだと「K」カップまでは
補えると思うんですけど・・・。」
「これ以上は取り寄せですか?」
「いいえ、どのメーカーも妊婦サイズはここまでしか作ってません。
もしもこの上でしたら、○リンプのものを取り寄せになりますね。
でも、少々お高くなりますよ。」
結局、アンダーバストのサイズあげて
トップに合わせるように買ってみた。

サイズが大きくなれば大きいほど値段が高いって知ってた?
一カップ増すごとに大体800円くらい高くなる。
「H」や「I」だと1万円以下というのはない。
しかもソフトブラというのもない。
カタログなどではせいぜい「F」カップまでしか扱っていない。
選べないのだ!!

ずーっと、使えるものではない。
ほんの数ヶ月だけなのに・・・と思うと悔しい。
こうなるなら、こうなるで前からわかっていれば
セールの時期に行って買いだめできるけど、
予想もしていなかったこと・・・○リンプだって
輸入でアメリカに在庫があるとかないとか。
「L」とか「M」とかのサイズはもうブラジャーじゃないよ。
ちょっとした化粧ポーチよりデカイ。
ハリーポッターの本がまるまる入るくらい・・・と言っておこう。

そんな胸だから寝るときも大変。
上になったほうの乳に下の方の乳がつぶされそうになって、
胸の谷間に板をはさんで寝ようか・・・と思ったほど。
この胸のせいで信号を一回で渡れないこともあった。
重い。牛の気持ちがよくわかる。
歩くミルクタンクという感じ。

ああ、そんな時期に確実に近づいている。
もう普通サイズの服のボタンはとまらない。
毎日肩たたきと背中のオイル塗りを手伝ってくれる1号が言うには
「おしりがすごいことになっている!!」
それを言うなって!!

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