◆2002年3月25日〜2002年4月8日まで |
2002年4月8日 「新年度は・・・」 1号も2号も新年度を迎えて少々??落ち着かない様子だった。特に保育園では、年度末年度はじめのしばらくは、2号のみならずどの子も何かしらの抵抗があるらしい。新しく入ってくる子達は、親と離れれることさえもはじめての経験。同じようなお友達と親抜きで過ごすのもはじめて。不安と緊張でどうしていいかわからず、2,3日はただ泣いて過ごし、やっと先生に慣れた頃にはお友達との付き合い方に悩む。 新入生はまだ経験がなく、なにかと先生の介助が必要なので、その間先輩たちは自力で乗り切らなければならない。保育園での2号と同じクラスの子はトイレが50%〜90%くらい成功している。何か欲しいものがあると話をしてお互いに譲り合いができる。長い子でもう2年も付き合いがあるのだから、小さいなりに信頼感がお互いあるのだろう。ところが、新入生たちは自分の欲求を通すために強引にすすめるしか手だてがない。そこで新旧が衝突。先輩は小さいなりに悩んで「仕方がないなぁ〜」と譲るらしい。表向きとっても「よくできました」なのだが、ストレスは溜まる。それを自分の親や先生に出すらしい。 朝、いつものように「いってきま〜す」なんてすんなり言えない雰囲気がある。私の身体にひっついて離れない2号。私と別れたら、嫌でもガマンをしなければいけない場面が多々あるのだから。少しでも私を引き留めようとしている。先生が「お母さんとバイバイしようねー」「今日の給食何かな〜」に始まって色々な言葉で関心を移そうとするのだが、なかなか離れられない。ここぞという時に使うセリフで「じゃ、おうちで独りでお留守番しよう」といって保育園から連れ出そうとすると、それはマズイとわかっていて、逆に保育園に残ろうとする・・・はずなのだが、この数日はその手も使えない。 「おうちに帰る。」 「お母さんは暗くなるまで帰らないんだよ。」 「いいの・・・。」 「ごはんも食べられないよ。」 「いいの・・・。」 「おやつもないんだよ。」 「いいの・・・。」 ここで、タイムリミット。 先生に無理矢理抱っこされて泣き叫ぶ2号を背中に、私は階段を降りる。あと10分、2号のそばにいたからといって、状況が変わるわけではないのだから。 子どもをあずけている親にとって、この瞬間ほどせつない時はないだろう。小さい子どものかわいらしい時を全て一緒にいれないことは悲しいことだが、それゆえに一緒にいる時のありがたさ、大切さが人一倍感じられる。たくさんの友達に囲まれて、色々なことを感じながら気を遣って、もまれて成長していく〜そんな環境を2号に与えつづけたいと願う。2号のためにも、私のためにも。 |
2002年3月28日 「指輪物語〜爪を切ってあげたい!!」 なんと2回目、見に行ってしまった。これは見ておかないと・・・「ロード・オブ・ザ・リング」!! 確か、スターウォーズが中学生の頃だったから、これはその10年くらい前のもの、つまりは60年代の作品。 当時・・・かどうか記憶があいまいだが古めかしいアニメを見た記憶がある。ゲームのドラクエの産みの親にして、あらゆる映画やゲームに影響を与えてきた。ファンタジーのキャラクターとして今や必ず登場するエルフやドワーフなどの伝説の人物設定はこの「指輪物語」で深く掘り下げられたといってもいいと思う。 伝説の名前がついた森や山。ネイティブアメリカンのように、歩んできた歴史がそのまま名前になっているキャラや、多くの種族の中のひとつに人間も出てくる。6千年前のヨーロッパをモチーフにしているとのことで、むか〜〜しのヨーロッパの風景を思わせるニュージーランドでロケが行なわれた。 いきなりエルフ語でエピソードが語られる。もうその雰囲気からしてたぶん小さい子ども連れには向かないだろう。(いたけど、落ち着かない様子だった) オカルトチックな雰囲気がちらほら。CGは「ハムナプトラ1,2」よりお金がかかっていそうだな。長年あたためてきた作品だけあって、重みを感じられるように配慮されている様子。 俳優もものすご〜〜く気をつかったキャスティング。 ホビット族が背の低いキャラだから、「イライジャ・ウッド」。 個人的には嫌いだけど低音ヴォイスがエフル語にぴったりの「リブ・タイラー」 ホビットの引き立て役、193センチの身長「クリストファー・リー」 賢者のクリストファーリーが出てきたときは、「絶対怪しい!!」と思った。 この人、ドラキュラじゃん!絶対魔法が使える。ホラ!! イライジャ君は一度くらい泣かないと・・・と、思っていたらやっぱりそういうシーンがあった。 主人公は、大好きな養父から財産の全てを譲り受ける。その中に問題の指輪もあった。養父は何も言わず、謎を残したまま旅に出てしまう。 旧友でもある賢者ガンダルフが指輪の秘密を伝え・・・主人公もまた旅が始まる・・・、その旅の中で主人公がガンダルフに漏らした言葉。 「この指輪さえもらわなければ、こんな危険なたびに出ることもなかっただろうに」 そこでガンダルフはこういう。 「人は誰でも辛い目に遭うと、そういうことを考えるものだ。でも一番大切なのは、今自分が何をすべきかということだ。」 うんうん。そのとおりだと思うよ、ガンダルフ!思わずうなずいてしまった。 苦境を嘆いてみてもはじまらない。歩き出さなければね、イライジャ君。 たぶん、私の年代はそんな風に励ましながら見ているんだろうなぁ。 彼はどこかそういう「励ましたくなるキャラ」である。 これってドラクエをやっていて、中くらいのボスキャラにやられてゲームオーバーになったときに自分を励ますアレと似たような感覚がある。 映画のようでゲームのようで、これが2部の方では経験値によって変身するケースも出てくる・・・と思うよ。 ふっふっふ・・・原作ではそうなっている。 それにしても、アラルゴンが思いを寄せている人がリブタイラーなのさ。 結局は・・・なんだけど、2部でどういうラブストーリーになるのかが楽しみなところ。(奥歯に物が入ったような・・・) さっさと死んじゃうボロミアは、普段はめちゃくちゃいい男でファンも多いのだけど、苦悩するタイプの悪役が本当にお似合い。007の時もそうだった。 なぜかこの役もハマっていて私は好感持てるな。 もっとも、普段は格好悪いアラルゴンの方が好きだけど。 ん?さっさと死んじゃうやつがもう一人いるだろうって?? そりゃ〜どうかな・・・本当かな。二部のお楽しみ! <<本当に爪を洗ってあげたい!!>> そりゃ〜〜、大自然の中の・・・昔の・・・冒険物語なのだから、 服が泥だらけでいつ洗っているんだろう〜なんて考えるやつはいないと思うけど、ロード・オブ・ザ・リングは間違えなく数ヶ月着替えてないぞ!! 主人公が出かけるときにタンスのようなところから衣服を出してかばんに詰めていたような気がするが、あれはどうしたんだろうね? ず〜〜っと同じ服を着ているのか、それとも同じ服しか持っていないのか。 少なくても他のエルフやドワーフ、賢者、そして何より「放浪者」と噂の男は着替えなんて持ってないだろうなぁ。 身体は洗わなくてもいいんだな?そういえば、お風呂の風習って日本だけだしね。 昔のヨーロッパではシャワーだって数ヶ月に一度って感じらしいし。 イヌイットの人を見れば未だに身体を洗うなんてことはしてないけど、気候があのとおりだものね。 そこそこ暖かいところで・・・身体を洗う意味ってないのだろうか??真剣に考えてしまった。 私は「インディー・ジョーンズ」の時にひそかに、いつ着替えてるんだろうとか思っていた。 中世ヨーロッパを舞台にした様々な映画でも「トイレ」はどこ?なんて思っている私である。 そういうのは映画に必要ないものなのかもしれないが、一度気にしたらとまらない。 「ゴシック」という映画でトイレは昔ベッドの横に置いてある水瓶を使うものだと気づいた。それにドレスの下に下着をつけていないので、外でもどこでもトイレができる。 明治時代の女性のようだ。そう芸者さんなんかは立ちションをしていた時代があったんだよね。 その水瓶をどうすんの?と思ったら窓から投げるんだって。 それで昔のヨーロッパの男性はハイヒールを履いていたんだとか。 馬車がとおるほうを男性が歩いて「レディーファースト」とかいうのも実はこのため。 自分に上の窓から降ってくる糞尿がかからないために必死だったんだね。 ベルサイユ宮殿なんかを見るとその名残があるもんね。 疫病が流行るわけだ。 ええ〜い、一体何の話をしているんだ。(つい、専門分野だったもので) 爪!!いかに泥まみれになって敵との戦いを続けていたって、食べる時に川で手を洗ったりしないのかなぁ。 免疫力が落ちるからヘタに洗わないほうがいいのか?昔は土や泥にも栄養分が入っていたとはいえ、一応、女キャラはきれいにしてるじゃないか!あれはどう説明するんだろう?? だいたい爪を切っているのか?切らないと、ギネスにのっているインドの老人のように数十メートルにもなってしまうよね。 そこまでいったら自分でポキッともげるかもしれない。 そうだと中途半端な長さで残らないか!?それとも折りすぎて深爪になったらどうするんだろう。 そんな時は薬草とか、エルフの薬とかを使うのか!? とっても心配で、もしこの舞台に自分が入ってしまったら、まず「着替え」や「トイレ」の心配をするだろうな。 「食べるもの」の心配より先に!!である。 タイムマシーンが発明されたら、真っ先に行ってみたい時代(物語だっっつうの)でもあるが、アウトドア用品のお店で色々そろえないとだめだ。 簡易トイレとか(笑) |
2002・3・25 「担任の先生が・・・!?」 25日終業式から帰ってきた1号がプリントを持ってきた。 突然ですが・・・担任の先生が教職を離れることになったとか。 そのプリントを手にワナワナ震えて喜びを隠し切れないでいるものだから、 1号に追求されてしまった。 あんなに悪く言っていた先生が〜しかも、入学当初からイヤだなと思っていた先生がもう一人いて、その先生も同じところへ行くらしい。 行き先は「札教研の事務局」ということだ。 関係者曰く、こういうところに行って、偉くなって帰ってくる人もいる。 要するに、コネつかいがうまい先生がここにまわされやすい・・・らしい。 複雑な心境だが、どうせ理解に苦しむ教育方針に変わりはないわけだから、子どもと直接接する大人は、少なくても「信頼できる人」であって欲しい。 教え方が上手とか、そういうのはアトでいい。とにかく人間的に魅力ある人物のほうがずっといい。 学校は勉強するためだけに行くところでは、「もはや」ないのだから!! |